本日公共施設からのご依頼で、障がい者受け入れの際、どのような配慮だったり改良だったりが必要なのかを実際の現場に伺いご説明させていただきました。
様々な障害があり、また近年多様性が広がる中、すべての障害について理解するのは難しいとは思います。しかしながらちょっとした配慮が出来るのとできないのでは
当事者側からすれば全く違うものになります。
今回約1時間半程度で、すべての会場・施設をとはいきませんでしたが、それでも担当係の方からは様々な視点の必要性が大切と、とても喜んでいただいたと思っております。
これも今年5月にユニバーサルマナー検定を受講させていただき、様々な視点や考え方ができたおかげだかな!?

たとえばこのプレイルーム、一見何も必要なさそうですが…

車いす用のスロープはあるものの、滑りやすくて苦労する
展示物が高すぎて車いすからは見えないとか折角のプレイマット等床にあって車いすからでは遊べないなど…
視覚障がいの方は表記が統一されていないとか、聴覚障がいだと音が反響して聞き取りにくいとか…

続いてはフロア案内…
視覚障がい者用にエレベータには点字があるものの、現在位置や施設を示す平面図はありますが点字対応がされていません。これでは視覚障がい者が来られた際に一人では動けませんよね。
また設置場所が高いところにあるので、車いすの場合見にくいとか…

続いては工作室…
ご覧になっていかがですか?
まずこのスペースでは車いすは通れませんよね!
それから机の角…
車いすの高さだとちょうど、胸から肩にかけての高さになります。両サイド鉄板みたいな固いもので施行されていますので、角に当たったら痛いと思います。
それと壁際の冷蔵庫も車いすの方にとっては手すりはあるものの、取りにくいと思います。


こういったちょっとした配慮がユニバーサルマナーに繋がり、しいては障がい者などへの合理的配慮に繋がると思っています。
皆さんもぜひちょっとした「視野」を広げてみませんか?