6月1日厚生労働省に行ってきました。

お昼に厚生労働省に到着して、近くでランチしていたら突然のゲリラ雷雨…
集合時間前には雨も上がり何とか定刻通りヒアリングスタートとなりました。

香川だけでなく、メーカーや岡山からも頂いた要望などを伝えるのと合わせて、いろんな意見交換を行いました。
補聴器や人工内耳の技術的進歩についてや、支援機器の増加などをお伝えしたうえで、

各地方にある支援学校(聾学校等)の現状、
装用(補聴器・人工内耳)乳幼児に対する療育などの支援体制が国として確立していない、
就学前療育の国としての基準がないから各地方自治体に任せていることによる地方格差、
人工内耳購入助成額の不平等、
支援機器等の利活用は大人中心で地方自治体任せ、
とにかく文部科学省との連携が無い、

そういったヒアリングとなりました。
結論を言うと、義務教育となれば文部科学省になるわけですが、新生児スクリーニングや聴覚スクリーニングが進んでおり、早期に補聴器人工内耳を装用する流れになっている対応は厚生労働省なんです。
ただ早く補聴器や人工内耳を付ければ良いという考えなのかもしれません。間違いではないですがその後の療育がとても大切なのにもかかわらず、厚労省・文科省とも連携や施策を打ち出しておらず、そのため就学した際も先生への対策や指導要領なども確立していないというより確立できなかったのではないかと思います。

またこちらからの要望として、年に1度でも構わないので、国、団体、メーカー、医師、国会議員等でつくる情報共有できる協議会の設立や、障がいの中でも障害に見られにくい難聴、特に難聴児への対策を迅速に法整備してもらえるよう超党派での議員連盟を作ってもらうよう要望いたしました。
今後どのような形になるか分かりませんが、何かしらの動きは出てくると思います。
皆さんもぜひいろいろとお知恵をいただき、よりよい政策の実現に向けてご協力をお願いします。

で、当初1時間ぐらいとのことでしたが、どんどんと白熱していき結果、2時間近くもかかってしまいました。
おかげで帰りの飛行機はぎりぎり…
何時もの✈を眺めながらの「一杯ミッション」はできませんでした…笑

ちなみに…
厚生労働省には難聴者向け「トータル支援システム」が導入されています。
筆談や手話通訳、会話の見える化などを1つのタブレットで対応できるシステムです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です